1,272m



 2004年11月12日(金)の午後、福島県にいる友人H(おじさんです)が、アパートにやってきた。
 今日は、みきのアパートに泊まって、明日早く、栃木県足尾町の備前楯山に、モテないおじさん2人で登山をする約束ができていた。

 明けて… 11月13日(土)、午前5時半に起床。
午前6時10分、Hの自家用車で出発する。

 笠間市、益子町を通過、宇都宮市の大晃ドライブインに到着。
Hは昨夜1人で何をやっていたのか知らないが、本人から寝不足につき運転を代わってくれとの申し出があり、みきは快く運転を引き受けた。

 道路は空いていたので、有料の日光宇都宮道路ではなく一般道を走り、今市市、日光市を抜け、清滝の交差点を左折、足尾町へ向かって快調に走った。
 アパートから約3時間で、足尾町に到着。

 右折して、わたらせ渓谷鉄道「間籐駅」を過ぎ、今は廃墟と化した「古河鉱業足尾製練所」の工場跡を見る。
江戸時代に2人の農夫によって銅の鉱脈が発見され、昭和48年に閉山されるまで多くの労働者で賑わっていたであろう。
 朽ち果ててはいるが、未だに凄い迫力で、当時の様子を伝えている。


 「古河鉱業足尾製練所」の工場跡

 次に、入場料800円を支払い、足尾銅山跡がトロッコで見られる「足尾銅山観光」の見学。
観光客を乗せたトロッコは「通洞坑」と呼ばれる横穴から坑道に入る。


 通洞坑口

 この通洞坑口は、4つある入坑口のひとつで、鉱脈に向かって直線で6.5Km続く。
坑道は、縦・横に数多く掘られ、総延長は実に1,200Kmにも及ぶという。
 ちなみに1,200Kmとは、東京から九州の博多までの距離に匹敵するのだ。



通洞坑の内部。坑道はまっすぐに、ずーっと先まで続いている。

 坑道内を見学し、土産物屋を覗いてみる。
水晶の原石や、足尾で作られた本物の銅貨などが所狭しと並んでおり、ここにいると自分が大金持ちになった気分になるから不思議だ。(笑)

 午前10時、これから備前楯山に登るのだが、朝食が早かった上にコンビニのおにぎりだったため、少し空腹感あり。
空腹のまま登山して事故に遭うのも嫌なので、売店でパック入りの「やきそば」を買う。

 やきそばの後、備前楯山の登山口「舟石峠駐車場」まで車で移動する。


舟石峠駐車場からの眺望。正面は「日光男体山(標高2,484m)」、
                 その左が「社山(しゃざん)(標高1,826m)」


 今日は朝から快晴。登山日和である。
 私が言うのも何だが… 日頃の行ないが良かったということなのかな (^o^)

 午前11時、備前楯山への登山開始。

 「備前楯山」は、日本三百名山にも選ばれている素晴らしい山で、私は今まで4度ほど登っているお気に入りですが、
実はこの山は、足尾の銅を算出していた山だったのです。

 備前楯山の地中には、延べ1,200キロに及ぶ銅採掘の坑道が走っているのですが、登山している分には、公害もまったく関係のないような、
暖かくて平和な山道でした。土曜日のせいもあるのでしょうか、登山者の数はかなりおりました。

 歩きは駐車場から山頂まで30〜40分程度だと記憶していましたが、実際に歩いてみたら、昨日は1時間10分もかかりましたよ。ううむ、奥が深い。

 登るたびに山がきつく感じられ、こんなはずじゃ… と、感じながらの山行です。


山頂まであと1.3Km。葉が落ちているので、奥に山頂が見渡せる。


備前楯山 山頂。

  午後0時10分、山頂到着。
山頂には3組4人ほどいた。

 宇都宮市内や足尾町内には、まだ紅葉が残っていたが、さすがに備前楯山も山頂付近はもう紅葉も終ってました。
 山頂からの眺めは最高ですが、公害による山の荒廃は凄まじく、周りの山々は全て茶色の丸裸のままでした。



山頂からの眺め。左奥に「日光男体山」、その右が「半月山(標高1,753m)」
   山の荒廃は目を覆うばかり。



上の写真の拡大画面。中央が「古河鉱業足尾製練所」の工場跡。

 山頂で20分ほど休憩し、午後0時30分、下山開始。
大変な思いをして登ってきた山道も、帰りは30分で駐車場に到着した。

 今回の山行の目的は、足尾銅山関係をこの目で見ること。
通洞坑の他にも2カ所の入坑口を発見したし、銅山の坑内も見てきたし、精錬所跡も見た。

 山頂からの眺めが素晴らしいので、私のお気に入りで、もう何度も登山している「備前楯山」ですが、
実は「足尾の銅鉱脈発掘の場所」であったことを知り、感慨深い気持ちになりました。


 友人Hは、星野富弘美術館へ行ったことが無いと言うので、舟石峠駐車場から更に群馬県方面に車を走らせた。

群馬県東村にある東村立星野富弘美術館は、2005年4月に新しい美術館OPEN予定。
現在、「ありがとう」という企画展を開催しており、館内は観客で超満員の状態でした。

 これじゃ、新館作らないと苦情が来るでしょう。


東村立星野富弘美術館

 午後3時半、富弘美術館から帰途につき、午後7時10分無事アパートに到着、(-_-) =3  フゥ!

 昨日は友人Hが泊まったので、中毒になっている「冬のソナタ」が見られなかった。
そろそろ「冬ソナ」が切れる頃だ・・・ うっ、手がふるえる〜っ!!